【犬的散歩日和】飛騨高山・三町 2/4 〜 守られる記憶
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三町エリア。三町とは町名ではなく、このあたり5つの町にまたがる「重要伝統的建造物群保存地区」の名称です。何枚かの写真、路地の先に見える小高い場所には空町城山公園があります。そこに戦国から江戸の初期にかけて高山城が建ち、その城下町として整備された三町には、おもに当時の商家の姿が残されています。
ここにこの自販機が必要か?と一瞬思いましたが、三町は高山市有数の観光地であるとともに、当然ながらここで毎日を過ごす人たちもいます。そう考えると、昔の姿を留めるこの景観の中に、今という生きている時間を感じることもできました。
何かを残そうとするとき。そこにはたくさんの努力や気持ちが凝縮されます。それはなにも三町に限ったことではなく、今回は訪れることがなかった白川にしてもそうでしょうし、マイカー規制などで自然を守る乗鞍にしてもそう。そうした思いがあることで、自分たちもそれにふれることができると思うと、まだ多くは夢の中にいるだろうこの町の人たちに、感謝の気持ちが湧いてきます。
筋には出格子が連なり、その下には用水が流れ。こうした1つひとつの趣ある佇まいが集まりつくりだす町並は、「小京都・飛騨高山の町並みを巡るみち 」として、美しい日本の歩きたくなるみち500選に選ばれているそうです。
今では動いていない水車も、一枚板の看板とともに景観の中に溶け込み、歩く人の目を楽しませてくれます。早朝の散歩。なんだかこの町並を独り占め、いえ、三人(犬いますけど)占めしてしまったみたいです^^
11日から1週間の夏休みに入りました。前日は朝帰りだったこともあり、とりあえず初日は1日中寝てました^^; ここ数か月は休日出勤が続いていたので、夏休みも半ば諦めていたのですがどうやら丸々休めそう。なかなか手をつけられなかったあんなことやこんなことを片づけたいと思います。ようやく那須での写真もチェックできそうです^^
余計な不自然な色がない、ポストや販売機まで溶け込んでいる。
だから夜のあかりもステキに映えるんだよね。
シカゴもね、条例でライトの色が決まっているの。
だからビルの上から見ると全てオレンジ。
下界に下りると様々な色があるんだけど主要色が決まってるから
とても統一感がある。
高山はいつかそのうち、とずっと思っていたけど
こうやってきんぐさんの写真を見れば見るほど
「ああ、おしいことした」と思う。
今度ぜひ行ってみたいなあ。
ホント、いい散歩になりました。
そうそう、統一感。町並は個々が集まりつくり出すもの。
ひとつのコンセプトに向かってみんなが心をひとつにした姿だと思うと
こうした景観の尊さみたいなものも倍増しますね。
>シカゴもね…
へぇ〜、そうなんですか。
自分の知っているシカゴって、アル・カポネくらい。
あんまり派手なのはネオン街みたいでちかちかするし
エリアが広ければ広いほど、景観を守る秩序も必要になるのでしょうね。
>高山はいつかそのうち…
自分もね、雑誌の特集を見た時から写真を撮りたいと思ってました。
わが家は早朝散歩で十二分に楽しめましたけど
店はひとつも開いてないから、売り場を覗くのも、もちろん買い食いもなし。
その辺はタイムスケジュールを調整した方がいいかも知れませんね^^