2011年 12月 02日
真冬のユリ
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初霜が降りる頃、季節外れのユリが一輪。そこに芽を伸ばしているのは夏から気付いてました。毎年増える庭先のユリと少し距離を置いたところ、花壇ではなく芝生の片隅。ほかのユリと比べて圧倒的に成長が遅く、今年花をつけるのは無理だろうと思ってました。
秋口、木々の色付きを邪魔したおかしな陽気で暖かい日が続いたこちらの地方。そのせいか小さくゆっくりながらも葉を伸ばしてきたそれが、ぽっと花を咲かせたのもやはり暖かい日でした。ほんとに小さなその姿は、わずか30cmほどの背丈しかなくて。
わが家にとって、手入れ入らずの黄色い水仙と白いユリたちはエフィに重なる特別なもの。凍えるような季節に、わずかな光を浴びて咲いた小さな小さなユリ。「よく咲いてくれたね」と、白い花弁をそっと撫でた冬の日。
by ftw71
| 2011-12-02 23:55
| life
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