2007年 11月 04日
雲龍
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眷族を従え 蒼き空を行く
中央上の雲が龍に見えません? ^ ^
や、相撲の話しではなく。
龍は中国生まれの伝説上の生物。最も神に近い存在として崇められ、高い知性と霊力を持ち、かの国の皇帝や皇室を示すシンボルとしてあつかわれたそうです。
諸元は様々ですが、インドの宗教なども絡み東洋独特な存在として今に至るようです。風水においても気の起こる場所(流れ)を龍脈と呼び大切にしていますね。龍は生命力の象徴でもあるのです。
そんな神獣である龍は古来より吉兆のしるしとされてきました。聖人や高貴な人が生まれる時などに現れるというものです。古くは始皇帝で有名な秦と闘い、やがて項羽と闘いこれに勝利して漢を起こした高祖・すなわち劉邦の出生時に龍が現れたとの伝説があります。漢詩を学んだ方には「鴻門の会」が思い浮かぶのではないでしょうか? もっともこれは、のちの歴史家による、天下を治めた人に対する後付けの神格化の象徴であるとも言われています。
日本にも伝来し、朱雀、玄武、白虎とともに四神あるいは四聖獣などと呼ばれ、古墳の壁画にも青龍が見られのは有名ですが、きんぐ的には♪ぼうや〜 で始まる日本昔話の龍がなじみ深いです。エフィは何となくあの龍にも似ているし^ ^
蛇足ですが、龍は十二支において唯一存在しない生物でもあります。これについても諸説ありますが、十二支ももともとは中国より伝えられた思想。それこそ存在が確認されている中国最古の王朝である殷の時代に日付を記録するために使われていたとのこと。なんでも昔は黄河流域にワニがいたらしく、そのなごりではないかと言われているようです。
本日はお堅い蘊蓄話しになりましたが^ ^;;;
いずれにせよ龍は生命力溢れるおめでたい存在ということ。その恩恵がここを見てくれている人に、そしてもちろんエフィにも降り注ぐことを祈ります^ ^
by ftw71
| 2007-11-04 05:50
| life
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