残された前脚
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広い地域で梅雨が明けましたね。全国各地で猛暑日が記録される中、こちらの地方も強い日差しが降りそそいでいます。また、夏がやってきたのですね…。
エフィは今、骨折した左前脚を固定しているので、実質3本脚です。最初に前脚の付け根に現れた病気のことがわかった時、西洋医学の視点からいえば断脚が一番の方法だと数ヶ所の病院で言われました。週末に通っている統合医療の病院でも同じ見解でした。
そこでは、前脚の付け根から胸部にかけて浸潤している腫瘍部分を切除するには、脚はおろか胸部の筋肉のかなりの部分をえぐるように切除しなくてはならないと言われました。それでも全てを取り除くことは困難なことです、と。つまり状態を見るに、そこまでしても取り切れないだろう、ということでした。
わが家には始めから断脚という選択肢はありませんでした。手術や入院にともなうエフィのメンタル面の問題もありましたし(大きな病気にエフィの精神面もかなり弱っていました)、なにより、エフィにとって左前脚はなくてはならないものだったから。ほんの僅かな迷いの時間は、この先何があろうと絶対に後悔はしないと、自分たちの心に問い掛けるためのものでした。
今、実質3本脚になってその時の心配が現れています。後ろ脚の踏ん張りが聞かずに寝床から起き上がれないエフィ。力を貸して立たせてみれば、まず右の後ろ脚が何者かに引かれるように後ろへと滑っていき(本来ならば滑るはずのない寝床です)、続いて左後ろ脚も滑ります。その状態でバランスが取れるかといえば…。当然立っていられなくて。

今までのトイレでも、麻痺した左前脚は、つっかえ棒のように体の固定をしてくれてました。それがなくなって、酷い時には伏せのような状態で排泄しています。もちろん、そうならないように支えることもしていますが、トイレの時は下手に手を出すと止まってしまうので難しいものです。残した左前脚は、エフィにとって生きていく上でとても必要な体の一部だったのです。
次の通院では、この固定のためのサポーターを取ってもらうようにお願いするつもりです。もちろん、骨がくっついているかのレントゲンの結果にもよりますけどね。エフィが「もうこれイヤです」って言っているからできるだけ早く取ってあげたいです^^ もちろん、再び骨折することがないように、今以上に注意することが必要でしょう。


きっときっとえひちゃんがそう思っているから、大丈夫!!!
えひちゃんをずっと見てきて思ってきたこと
いつもいつもとっちゃんとのことを思いながら。。。
えひちゃんが、手術・断脚をしなかったことは、本当に本当に
正解だったのではないかと。。。
正しいとかまちがっているとか、
治療の選択は、その時考えた精一杯の答えだから
ありはしないのだと思いながら・・・
それでもあえて、えひちゃんの選択は正しかったと。。。
1cm程だったとっちゃんのしこり、少しの取り残しであっと言う間に
全身に・・・
手術をしたことへの後悔ではないけれど、
いろいろな後悔が残りました。
えひちゃんが頑張ってこれたのはそれだけではなく、
本当に本当にごろさん・きんぐさん、先生方のケアのたまものだと
思っています。
ごめんなさい、とっちゃんのことを思い出しては
情けないかぁさんになってしまいました。
えひちゃんの大切な左足が治っていますように。。。

できるだけ、苦しいことから開放してあげたいです。
できることもあれば、できないこともあります。
これを取るくらいはできそうなので^^
いつもお世話になる先生も、エフィがイヤだといっている、と言えば
きっと外してくれるでしょう。
や、本当にそういう先生なんです^^

たくさんのうまうま届きました。いつもありがとうございます^^
骨折してからすでに6週間が経過しているので、
骨自体はくっついていると思います。
現在も固定しているのは、エフィのハイパーな性格を知っている先生が
急がずに大事を見て…という判断からなんです。
そうですね。正解を求めるつもりはありません。
それは主観的な結果論にすぎませんから。
他の方法を選んだ場合どうなっていたか。
それを知る術はないし、知ったところでどうなるものでもありません。
後悔は何にでもついてまわるものです。エフィのことでは、きんぐにもたくさんあります。
一番大切なのは後悔ではなく、
自分の心に聞いてみて、どれだけその子を思ってあげられたか、のような気がします。
その時に、たくさんたくさん思った、愛したという答えが出るのなら、
どうぞ胸を張ってください^^ 生意気なことをすいません^^;

